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一時期ネット上でも話題になった法案。
いつの間にやら忘れてしまっていた法案。
どうやら、有るか無しかの変更をして再提出されたらしい。
まだ可決はされてないらしい。が、15日に可否が分かるとか分からないとか…?
この名前とか内容を読む限りは一見たいした問題はないように見える。言ってることが難しくて頭がオーバーヒートしそうになってるからそう見えるだけなのかも知らんけど。
だからちょっと調べてみた。
画面に詰まった漢字の多い文章を見るのは目が疲れるから、ちょこっと斜め読みした程度だけど、この法案は内容的にかーなーり危険な部分だらけらしい。
詳しいこと細かいことはリンク貼ったんで、時間と精神的に余裕のある方はぜひご一読を。



“人権擁護法案”の検索結果 


そして、この法案に関して思ったこと。
「図書館戦争」シリーズに出てくる“メディア良化法”、“メディア良化委員会”及び“良化特務機関”にそっくり。
このメディア良化法とは、図書館シリーズ内で成立・施行された「公序良俗を乱し、人権を侵害する表現を取り締まる法律」です。
この法に関しては、ちょっと原作本文を一部抜粋して書かせてもらいます。↓

「検閲の合法化自体が違憲であるとする反対派を押し切って成立した同法は、検閲に関する権限が曖昧で拡大解釈の余地が広く、検閲の基準が執行者の恣意で左右される可能性をほとんど意図的に含んだかのごとき内容であった。何しろ検閲基準に関しては細則や施行令で随時補うことができ、その裁量権は執行機関に委ねられるという驚くべき無制約ぶりである。」

この法は、国民の政治的無関心とマスコミの形骸化して実効を持たない政府批判を垂れ流し報道に終始したために成立してしまいました。
どういった表現・言葉が引っかかるのは作品中では明記されてませんが、メディア良化法並びに良化委員会に対する批判的な記事や文章、放送禁止用語や差別用語として定められてるものがあると対象となるようです。
「図書館内乱」だったか「図書館危機」だったかで“床屋”という言葉を使ったのが違法であるとして検閲対象になった話がありました。
これは実際にも差別用語・放送禁止用語としてある言葉のようです。他にも普通に使ってたり(土方・床屋・出稼ぎ・原住民など)、由来が古すぎて若い人は知らなかったり、ナゼ差別用語になるのかはまったくわからないものがあったり(ポコペン・黒ん坊・屯田兵など)、かーなーり様々な言葉が禁止されてるようです。
気になる人は自力で調べてみてくださいネ。もちろん、悪い目的で使わないように十~~分に気をつけて!まぁ、いないと思うけど。

で、メディア良化委員会っていうのは、
メディア良化法に基づいて発足した法務省の下部組織。各都道府県に代執行機関となる良化特務機関を設置し、公序良俗を乱すあらゆるメディアを取り締まる権限を持つ。その内容は小売店に対しては入荷物の検閲、版元には流通差し止め命令、マスコミには放送禁止・訂正命令、インターネットではプロバイダーへの削除命令など多岐に渡り実質的な言論統制である。
(「図書館戦争-wikipedia」より抜粋)

良化特務機関はメディア良化委員会の代執行組織で、委員会で決定した検閲対象図書を書店に赴いて押収などをします。いわゆる“狩る”のです。
特務機関の人員は限られており、全国の書店を一斉に狩ることはできません。ので、優先順位をつけてそれが高い順から狩っていきます。
この順位を知るのはなかなか困難なようで、優先順位が低かったり地方だからといって狩りが後回しにされるということはないようです。(実際、主人公の郁は欲しい本が検閲対象順位が低く地元が田舎だからと本屋に行ったら、特務機関が押収に来た。)
特務機関の手口は、一応礼状のようなものは出すのだけど有無を言わせぬ雰囲気で、口調桃行動も手荒い。本を大事にする気などさらさら無く折れようが破れようが、違反を犯した方が悪いと言わんばかりにお構いなし。

このメディア良化委員会に対抗するためにできたのが、既存の図書館法全3章に付け加える形で成立した「図書館法第4章 図書館の自由」、通称“図書館の自由法”であり、郁が所属する図書隊並びに図書特殊部隊なのです。
図書隊並びに図書特殊部隊は、日々良化特務機関と熾烈な戦いを繰り広げています。
武器を持ち撃ち合い騙し合い、もはや内戦の体で争っています。負傷者など毎回で、例え死者が出ても超法規的措置として黙認されます。
図書隊は本を守るため、著作者の思い・読者の思いを守るために頑張っています。




さて、一通り図書館シリーズに関して話しましたが…、ね、そっくりっしょ?
人権擁護法案も今の所だいたい同じような感じだそうで、このままだと確実に言論弾圧の温床が出来上がる。
今でもちょいちょいと近いようなことが行われてますからね、準備運動はバッチリ!ってなもんですよ。
ふぜけんなー!ですよ、もう。

ここでちょいとメディア良化法と人権擁護法案で一ヶ所だけ比べてみましょうか。
人員について。
人権委員会は本部?に5人とその下に全国で最大2万人の委員が任命される予定だそうです。

「第九条 委員長及び委員は、人格が高潔で人権に関して高い識見を有する者であって、法律又は社会に関する学識経験のあるもののうちから、両議院の同意を得て、内閣総理大臣が任命ずる。」(人権擁護法案より一部抜粋)

この委員の中に、一般市民は就任できないそうです。
また、第十条「2 委員長及び委員は、再任されることができる。」
余程のスキャンダルなりトラブルなりを起こさない限り、どんなセクハラ親父でも嫌味な嫌な奴でも舞い戻ってくることが可能、ということです。
東京の石原都知事を見てれば分かると思いますが、同じ人が何年もやった所で良い効果はあまり期待できないということです。政治家なんて底意地悪かったり世渡り上手な腹黒な人間がほとんどなんだから、期待する自体難しいんですけどね。
どういう人間か知らない人をいれるよりも、多少嫌な人間でもよく知る人のがいいってことなんでしょうね。実際そういう風に言った人いたし。
でも、一度ダメだった人はきっと次もダメだよ。更生なんかしない気がする。
犯罪を犯した若者は更生する可能性が大いにあるけど、いい年の大人になって一度利権を手にした人間はほっとんど更生しないと断言できます。

人権擁護法案は、雑誌はどうか分からないがテレビでは一切の報道すら見られない。
報道規制してるって噂も聞いた。一部の新聞では、社説で取り上げてる所もあるそうだけど。
でも、全然広がってないよねー。
このブログ見てる人は全員“断固反対派”でしょうけど(笑)
可決された日にゃあんた、この世の娯楽が全て取り上げられちゃうってなことになっちゃヨ!?
そんなんなったら生きていけない~~!!この世からの早期引退を計ってやる~~!!(TДT)
…いや、しませんけどね。

この法案に対する対策は、「反対の意思を政府や与党、野党、法務省にメールを送ったり抗議電話をすること。地元でやってるデモなんかを行うこと。」くらいしかないそうです。
送りたいけど、何をどう伝えたらいいのかがまったく分かりません…;;
そもそも、こんな長くい日記をここまで読んでくれてる人がいるのかどうか… orz ゴメンナサイ










図書館戦争についてこんなに詳しく話せて、ちょっとスッキリした★(>∀<*)ウヒッ





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